ペンギンの背中

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平成最後の夏とSEKAI NO OWARI

SEKAI NO OWARI というバンドはどうしてこんなにもディスられるのだろうかというのがここ数年ずっと疑問だった。彼らは他のバンドよりは少なからず煌びやかというか、あまり熱くない印象がある。当時「お人形バンド」やら「ままごとバンド」と罵っている人がいて、わたしはそれを聞いてぐぬぬ…と思ったことを記憶している。ファンタジー要素を子供っぽいと捉えて敬遠してしまう層があるというのも現実志向の日本人らしいというかなんというか。だけど今の時代、空飛ぶ列車だとか不死鳥だとかそういうものを音楽の世界に運んでくれる彼らのようなバンドは大切にしなければいけないと思う。


SEKAI NO OWARI「ムーンライトステーション」

ファンタジー要素が一滴注がれるだけで瞬時に無くなる感覚は、これ分かる!という共鳴だと思う。例えばの話、back number が好きな人を終電の24時20分までに最寄駅まで送らなければいけないという曲を歌っていて、中にはその情景を自分の現状や過去の記憶に重ねて「あんなこともあったなぁ。」と、その曲を自身のBGMにしてしまう人もいるかもしれない。だがしかし、SEKAI NO OWARI の場合はそう簡単にはいかない。百万年に一度しか太陽が沈まない世界で火の鳥たちと踊るなんて曲に共感を得られる人はごく稀だろう。SEKAI NO OWARI の音楽の世界での主人公はあくまで彼らであり、わたし自身それに違和感なんてものは微塵もないのである。

花鳥風月

花鳥風月

最近は、バニラズ!マイヘア!とうつつを抜かしていたわたしであったが、おとといの夜だったか久しぶりにSEKAI NO OWARI の世界に遊びにいってきた。サザンカは聴いたけど、まだオオカミくんの曲を聴けてないのであと数日はこちらの世界に滞在するつもりである。


SEKAI NO OWARI「RAIN」Short Version